ヴァレリアン
- Valerian
本作の主人公。銀河をパトロールするエージェント。スカイジェットを乗りこなし、宇宙連邦捜査官として名誉勲章多数受賞のデキる男。ただし、私生活ではちゃらんぽらんなプレイボーイ。常に相棒のローレリーヌを口説いているが、相手にされることはない。
1986年、アメリカ、ペンシルベニア州出身。2008年にハーレイ・ジョエル・オスメントの代役としてブロードウェイ舞台『アメリカン・バッファロー』に出演。2010年にはジョン・セイルズ監督作『Amigo(原題)』で映画デビューを果たす。2012年にHBOの人気シリーズ「イン・トリートメント」のシーズン3でジェシー役を演じ注目を集める。同年、SF青春映画『クロニクル』に主演してブレイク。同年だけでジョン・ヒルコート監督作『欲望のバージニア』やデレク・シアンフランス監督の『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』、スティーヴン・スピルバーグ監督の『リンカーン』、ロマンチックホラーの『Jack & Diane(原題)』と5本の出演作が公開される。2013年にはIMAX用コンサートフィルム作品『メタリカ・スルー・ザ・ネヴァー』でローディの青年を演じ、同年の『キル・ユア・ダーリン』ではゴッサム賞にノミネートされている。『アメイジング・スパイダーマン2』(2014)ではスパイダーマンの宿敵グリーン・ゴブリン/ハリー・オズボーン役を、『ディーン、君がいた瞬間』(2015)には伝説の映画スター、ジェームズ・ディーンを演じた。現在はプラダの顔として同社の広告キャンペーンにも登場している。
ローレリーヌ
- Laureline
本作のヒロイン。宇宙連邦捜査官。ヴァレリアンの頼れる相棒にしてクールビューティ。拗ねてもキュート。情報屋トリオのドーガン=ダギーズと仲が良い。ヴァレリアンの愛の告白には辟易している。
1992年、ロンドン出身。祖父がイングリッシュ・ヘリテイジの会長という名士の家に生まれ、バーバリー、ステラ・マッカートニー、シャネル、H&Mなどのキャンペーンやランウェイでモデルとして活躍。インスタグラムのフォロワー数3,800万人、Twitterは800万人という大人気のファッションアイコンとなる。2012年にはジョー・ライト監督の文芸映画『アンナ・カレーニナ』でキーラ・ナイトレイと共演し、映画デビュー。DCコミックスのアクション大作『スーサイド・スクワッド』(2016)では魔女エンチャントレスを妖艶に演じ、ウィル・スミス、マーゴット・ロビーらと共演した。筋金入りのゲーマーとしても有名で、カーアクションゲーム『グランド・セフト・オートⅤ』(2013)にはラジオDJ役で出演。ミリタリーアクションゲーム『コール オブ デューティ ブラックオプス3』(2015)のライブアクショントレーラーでも女性兵士を演じている。ギター、ドラム、ボイスパーカッションを嗜み、ボーカリストとしても数々のミュージシャンと共演。『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』のサントラに提供した“I Feel Everything”でソロシンガーとしてもデビュー。同曲はファレル・ウィリアムスと共同で作詞作曲も手がけている。
フィリット司令官
- Commander Arun Filitt
ヴァレリアンたちの上官。遅刻に厳しい。ふたりに惑星キリアンへの極秘任務を命ずる。対暴動用戦闘アンドロイドであるK-トロンの部隊を護衛につけている。
1964年、イングランドのコヴェントリー生まれ。イギリスの王立演劇学校で学び、1988年にビーバン・キドロン監督の『ブルーム』で映画デビュー。2004年にはマイク・ニコルズ監督作『クローサー』でラリーを演じ、ゴールデングローブ賞を獲得したほかアカデミー賞にもノミネートされた。『ボーン・アイデンティティー』(2002)の殺し屋役でハリウッド進出し、ジェリー・ブラッカイマー製作の歴史アクション『キング・アーサー』(2004)では主人公であるアーサー王役に抜擢される。スティーヴン・ソダーバーグ監督が20世紀初頭の医学界を描いたドラマ「The Knick/ザ・ニック」では2シーズンに渡って主演をするとともに製作総指揮も務め、2015年のゴールデングローブ賞で主演男優賞にノミネートされている。
バブル
- Bubble
歌手として活躍するリアーナが演じる、踊り子エイリアン。特技はポールダンスと早着替え。ヴァレリアンとはバブルが働くショーパブで知り合う。その素性を知る人はいない。
1988年、バルバドス生まれ。2005年にデフ・ジャムのCEOジェイ・Zのオーディションを受けその場でレコード契約を締結。同年にデビューアルバム「ミュージック・オブ・ザ・サン」をリリース。2007年のアルバム「グッド・ガール・ゴーン・バッド」からのシングル曲「アンブレラ」が52週連続でビルボードチャートの上位を占め、グラミー賞最優秀ラップコラボレーション賞を受賞。以降も勢いは衰えず、ビルボードのホット100チャートの1位に14曲を送り込んだ最年少ソロアーティストとなった。2012年に映画『バトルシップ』の海兵隊員役で本格的に女優活動を開始。サンドラ・ブロックが犯罪チームを率いる『オーシャンズ8』(2018)ではケイト・ブランシェットやアン・ハサウェイと共演する。
客引きジョリー
- Jolly the Pimp
アルファ宇宙ステーション内の一大歓楽街“天国横丁”に住む客引き野郎。特技はピアノ。ヴァレリアンを「グラム・クラブ」というパブに呼び込む。
1970年、テキサス州オースティン生まれ。子役時代にリバー・フェニックスらと共演した『エクスプローラーズ』(1985)で映画デビュー。青春映画『リアリティ・バイツ』(1994)や、リチャード・リンクレイター監督作『恋人までの距離』(1995)で人気スターとなる。2001年には『チェルシーホテル』で映画監督デビュー。同年公開の『トレーニング デイ』ではデンゼル・ワシントンと共演しアカデミー助演男優賞にノミネートされた。『恋人までの距離』の続編『ビフォア・サンセット』(2004)と『ビフォア・ミッドナイト』(2013)ではリンクレイター監督と共演者のジュリー・デルピーと共同脚本も手がけている。『6歳のボクが、大人になるまで。』(2014)では再びアカデミー助演男優賞にノミネートされた。
国防長官
- Defense Minister
遅刻に厳しいが、フィリット長官ほどではない。国際法の遵守に暇がない。
1940年、シカゴ生まれ。7歳からピアノを習い、11歳でシカゴ交響楽団と共演。20歳でプロのジャズミュージシャンとなり、1963年からマイルス・デイヴィス・クインテットの一員に抜擢され68年まで在籍。70年代からエレクトリック・ジャズとファンクとロックを融合させる先進的なスタイルを確立。“Rockit”と“Future Shock”ではヒップホップやエレクトリック・ダンス・サウンドに接近する。一方で凄腕のジャズマンを集めたユニットV.S.O.P.等でも活動。ベルトラン・タヴェルニエ監督のジャズ映画『ラウンド・ミッドナイト』(1986)のサントラを担当し、アカデミー賞に輝く。同作ではピアニスト役で映画初出演。『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』では本職の俳優のように国防長官役を演じている。
ネザ軍曹
- Control Room Sergeant Neza
宇宙連邦政府職員。オクト=バー将軍の配下で働いている。まじめで勇敢。
1990年、中国広東省生まれ。10歳の時にカナダのバンクーバーに移住しており、国籍はカナダ。2012年に韓流グループEXOのメンバーとして歌手デビューし人気を博す。2014年にグループを脱退、活動の拠点を中国に移す。2015年にシュー・ジンレイ監督作『あの場所で君を待ってる』で俳優としてのキャリアをスタートさせる。中国で歴代トップとなる5億2600万ドルの興行収入を記録したチャウ・シンチー監督作『人魚姫』(2016)にも出演し、シンチーがプロデュースした『西遊記2 ~妖怪の逆襲~』 (2017)では主演を務める。ヴィン・ディーゼル主演のアクション大作『トリプルX:再起動』ではハリウッド進出を果たした。またアジア人として初めてバーバリーのブランド・アンバサダーに就任している。
アイゴン・サイラス
- IGON SIRUSS
惑星キリアン周辺を縄張りとする屈強な宇宙海賊。真珠とミュール変換器を狙っている。
1952年、ミズーリ州セントルイス生まれ。奨学金を得てミズーリ州立大学でフットボール選手として活躍していたが、怪我でプロの道を断念。役者を目指し、兄弟から借りた1,000ドルを手にニューヨークに移る。オフブロードウェイの舞台やテレビで経験を積み、1983年に『愛に向かって走れ』で映画デビュー。以降『赤ちゃん泥棒』(1987)、『バートン・フィンク』(1991)、『ビッグ・リボウスキ』(1998)などコーエン兄弟作品の常連として注目を集める。ジョン・ランディス監督の『ブルース・ブラザース2000』(1998)では亡きジョン・ベルーシに代わってダン・エイクロイドの相棒を務め、達者な歌声も披露した。アカデミー作品賞に輝いた『アーティスト』(2011)や『アルゴ』(2012)など、名脇役として多彩な作品で活躍を続けている。
オクト=バー将軍
- GENERALOKTO=BAR
ネザ軍曹の上官。フィリット司令官同様、遅刻に厳しい。非常に生真面目で常にリスクを考えて行動している。
1977年、イギリスのサザーク生まれ。2002年にキャスリン・ビグロー監督作『K-19』に出演し、若くして成功した。その後「ハートロッカー」や「ディファイアンス」「悪の法則」「エリザベス:ゴールデン・エイジ」等の映画にも出演している。映画以外にもイギリスのTVドラマや舞台にも数多く出演し、最近ではピュリッツァー賞受賞作”Clubourne Park”にも出演する等、幅広い場で活躍している。
ドーガン=ダギーズ
- DOGHAN=DAGUIS
5,000の言語を扱う愉快な情報屋トリオ。3匹はいつも一緒に行動し、ローレリーヌに情報を売るために近づく。料金は3匹分かかる。
(左から:桜井賢、坂崎幸之助、高見沢俊彦)
1973年、明治学院大学キャンパスにて出会いグループを結成。
翌1974年8月25日シングル『夏しぐれ』でデビュー。
1983年、デビュー9年目にしてシングル『メリーアン』が大ヒット。
現在に至るまで日本の音楽シーンを代表するバンドとして活躍している。
2014年3月、3人揃って明治学院大学を名誉卒業。
同じく2014年8月25日にデビュー40年を迎えた。
『メリーアン』以降2017年12月リリースのTHE ALFEE 67枚目の最新シングル『人間だから悲しいんだ』まで、チャート紙ランキングで52作品連続ベスト10入りを果たしている。
一方、コンサートツアー、イベントと精力的な活動を続けており、海外公演は1998年「ニューヨーク」翌1999年には「ベルリン」にて成功をおさめている。
日本のアーティストの中でも最もコンサート動員数が多いグループの一つであり、1986年の夏の野外イベント、東京湾13号埋立地における「TOKYO BAYAREA」では日本アーティストとして初の一夜で10万人を動員。
ライブ通算本数は2016年11月24日に行われたコンサートで【2600本】を達成。
2017年7月30日に横浜アリーナで行われた「Best Hit Alfee 2017 夏フェスタ」までで2639本を達成。
現在も記録を更新中。